

世界の趨勢は、独裁者ではなく、周囲の空気が決定する
高貴なるライトワーカー、光の戦士がた、いかがお過ごしでしょうか。
ライオンズゲートはいかがでしたか? 私は、前回記事で申し述べた祈りをすることで、ともあれ目論見通りに過ごせたと思います。
とはいえ、当然のように、自信満々で臨めるかというと、そんなことはありません。いつでも、その日その時が近づくにつれ、果たして思惑通りにうまく行くだろうかと、プレッシャーを感じます。さりとて、力んだり気負ったりすると、かえって波動が汚染されるため、とにかく今の自分にできる範囲のことをしようと臨みます。時が来て、神を呼ぶとき、少し不安は薄れ、さらに祈り、さらに神に呼びかけるにつれ、心に安寧を覚え、一定の役割はできたという達成感となります。
一旦は光に目覚めながら闇に落ちてしまった魂に、一筋の光を送る祈りは、これからも続けていこうと思いました。一筋で十分なのです。その光に呼応する魂は、それだけの資質を持った方々であり、一筋でも十筋でも、効果は変わりません。呼応できる魂だけが呼応するでしょう。へんに力めば、現時点では目覚めるつもりがない魂にまで要らぬ干渉をし、それらからの猛反発が湧き上がることになります。
といった次第で、私としては満足が行く程度のことはできたと思います。
それで考えたのですが、来年以降は、7月の惑星新年元旦と、8月のライオンズゲートのどちらかは、同時瞑想はやめて、これらの祈りに集中しようかと思っています。
二つの日が接近しすぎているので、これまでも中止しがちな時でしたし・・。それによって、私自身もエポックポイントにて、同時瞑想以外のサポートに照準する日を設けられますし、皆様にとっても、連続してフェーズ上げをするよりも、波動が整うかもしれません。
今時点の想定としては、惑星新年には実施して、ライオンズゲートでは、フェーズ上げを定着させるよう、ご自身の波動に集中する、という流れがいいのではないかと考えています。
同時瞑想はしないといっても、真の光の戦士へのサポートはするのですから、あなたが真の光の戦士であるなら、サポートの光が行くことになります。
真の戦士とは、浅薄な選民意識からくる気位とは違う、真の誇りと独立心を持ち、不断の励行でミッションに専心する光の人です。そうした、ごく少数ながら世界の至宝である真の戦士を守るのが、私の役目とも思っております。
同時に依存的な人は除くように祈りますので、自動的に依存的な人は除かれます。
あなたがいずれであるかは、あなたのフェーズと波動状態で自ずと決まります。その人の表層の認識とは必ずしも相関しないようです。「へえ、私みたいなヘタレが戦士と言えるんですかね」と思っている人が真の戦士の場合もあれば、自分では凄いと思っている人が、依存的な場合もあります。(もちろんそう決まってもいません。)一つ相関があるとすれば、「常に痛みを感じている」ということでしょうか。周囲の何も気づいていない人への同情、あるいは、周囲の人から受ける矢のようなネガティブ想念が、痛みとなります。そんな人こそ真の戦士かもしれません。
ですので、皆様の方ではご自身の波動に照準していればよく、特にこちらを意識する必要はありませんのでご安心ください。

感謝の祈りの重要性
さて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、マントラのサイトを更新し、感謝の祈りをいくつか追加いたしました。
こちらです↓
https://mantra-ascension.jimdofree.com/gratitude/
今回追加したのは、天象/大地/空気/電気です。以前からのものと合わせ、7つとなりました。優先順位の高いものを挙げていますので、ここまででも十分とは思いますが、まだいくつか追加する予定です。
お分りと思いますが、これらのエレメントは、「この三密度世界で生きていくうえで、無いとどうしても困る必要不可欠なもの」であり、同時に「にも関わらず、もしそれがネガティブに転じると、脅威となるもの」です。「水」で言えば、干ばつでも洪水でも、どちらも脅威という風にですね。ですので、水があなたにとって、ネガティブに転じることなく、ポジティブな意味で共にあることが不可欠です。
この感謝の祈りをお読みになるとき、もう一つ気づいていただきたいのは、ただ「ありがとう」ではなく、「その神の何が、どのようにありがたいのか」を明確に言葉として起こしているという点です。
それは、神に説明して分かってもらうためではありません。あなたがその神のありがたさを理解していることで、感謝が実効性のある祈りとなるのです。
「神様、ありがとう」と呼びかけるとき、それが単なる空念仏ではなく、あなたの心の内に、その神への親しみと敬意があることで、祈りの効力は倍化されます。
端的に言えば、「〇〇の神様よ、ありがとうございます」だけですと、十回とか百回唱えるところ、一回の祈りで同じ効力があるのです。それが十回分なのか百回分なのかは、あなたの心の深度によりますので、一概ではありません。
大抵の場合、あなたがこれまでどれだけ祈ってきたかという、回数に比例します。しかしこのサイトでのマントラのように、感謝の内容を丁寧に言葉にすることで、より少ない回数で、深度を深めることができます。
このこと──この深度ということは、非常に重要だとお考えください。今後、レクチャーをしていくうえで、私がこのところずっと考えていたのは、祈りやマントラの文言と、あなた自身への効果という点についてなのです。皆様の中に、思考のインフラを作っていきたいと述べてまいりました。このところ、つとにこのことの重要性を思っているのです。これについてはまた回を改めて考察したいと考えております。
また、ツールの実践について、一日30分以上を推奨しておりますが、この感謝の祈りも、もちろん含んでかまいません。「三大ツール」だけだと30分にならないよ、という人には、こちらの祈りが増えるのは好ましいでしょう。
でも、感謝の祈りよりも「三大ツール」に集中したくて、熱心に励行している人は、それだけ波動が精妙になっておりますので、どうしても毎日唱えなければいけないものでもないと思います。
そうした方の場合ですが、たとえば、数日に一度とか週に一度、文言をフルフレーズで唱え、あとは、折に触れ感謝の言葉を浮かべる、という風でもいいと思います。たとえば水を使う時とか火を使うときとか、生活の中で折々に「ありがとう」と感謝の言葉を発するという風にですね。もちろん声に出す出さないはご自由です。
お分りと思いますが、感謝の祈りは、今後訪れると予想される局面に対する準備としても、大きな意味を持ちます。他のどのような防災対策よりも重要です。今のうちから繰り返し祈っておくことをお勧めいたします。

着目すべきは人々の反応
さて、このところ私は、なかなか記事を書く状態に持っていくことができず、膨大な処理だけで自転車操業的状態にありました。ようやく少し処理の効果が出てきますと、見えてくるのが波動の現状です。
先日、R国で事件がありましたね。U国への侵攻でも大きな働きを担っていた民間軍事会社の代表PG氏が乗ったジェット機が墜落しました。同氏の死亡は間違いないものとされています。
この件について、単なる事故だと考える人は少ないのではないかと思います。これまでもP氏に対して反旗を翻した人物が、不審な死を遂げた例は、枚挙に事欠きません。
P氏自身、弔意を示しながらも、「重大な過ちを犯した」などとコメントをしており、彼の死に関わったと自ら認めたかのようだ、と思った人も多かったようです。
中には、「今PG氏を殺してもP氏にとってプラスになると思えない」という理由から、懐疑的な意見も見ましたが、それを言うなら今回のU国の侵攻がその最たるものです。P氏にとって益になるどころか、彼の権勢を脅かす事態に追い込まれています。
戦況は日に日にU国優勢となり、制裁の効果でR国は経済的にも悪化の一途にあります。一見、良いように見える報道はR国の公式発表をそのまま転載したもので、実態とは必ずしも一致しないようです。
P氏のような頭の切れる人物が、自分に損なことをするはずがないという思い込みを持つ人がいるようですが、独裁者の思考は暗黒波動に支配されているので、必ずしもご本人の得になる行動をとるとは限りません。
この種の人物の頭の中では、自分の権勢を拡大することへの想いはポジティブで、それをしないでいることは、むしろ背徳であり、反発する者に対しても、我慢ならないという以上に、威信を傷つける者は制裁しなくてはならない、ある種の強迫観念に近い想念を持つようです。
しかし今回のPG氏の件に関して、私は、ある種、これまでとは違う印象を抱きました。
といっても、P氏については何も変わりません。権力の麻薬に支配された人が、行動パターンを自ら変えることは極めて困難で、まず起きません。
着目したいのは、それに対して起きている人々の反応の方です。

風向きの違う二つの空気
何か、風向きの違う二つの空気があるのです。一つはこれまでと同様、恐怖で支配される独裁世界の反応です。P氏の冷酷さに人々は震え上がり、口を閉ざします。西側の人々ですら、「Pは恐ろしい男だ」と評します。
その一方で、亡くなったPG氏に対し、死を悼む思いというか、英雄視のようなものが、R国内にもあるようです。PG氏が率いていた軍事組織にも、P氏に対し、率直に怒りを表明し、復讐を呼びかける人が出てきています。実際にどの程度の行動をとるかは不明ですが、ともあれそうした意思表示をしているわけです。
このためか、「(今回の件がPの指示による暗殺なら)悪手だったのではないか」と見る向きもあります。R国の英雄はP氏だけでなければならないはずだからでしょう。
もちろん、これまでも、P氏に逆らって報復を受けた人物が、人々から悼まれることはありました。が、それをあからさまに表明するのは一部の支持者で、大半の人々は口を閉ざしたのです。
が、今回は、口を閉ざす空気と同時に、思ったことを普通に口にする人が増えている印象を受けます。
言ってみれば、色の違う二つの空気があるのですが、私の印象では、これは別に、PG氏がこれまでにない特別な人物だったから、ではないように思います。(余談ですが、私にはPG氏が本気で政権を奪取する気だったようには見えませんでした。ろくな装備もなく前線に立たされる無理ゲーに現場がキレた、といったところではないでしょうか。)
バシャールさんがよく、クリティカル・マスということを言いますね。コップに少しずつ水を溜めていくと、ある一滴であふれ出す、と例えられるアレです。世界が変わるときは、ある日突然起きたように見えるけど、実は水面下では、着実に変化が進んでいて、それが目に見えて表れるにいたった、ということの例えです。
スピリチュアルでは、これはしばしば、ポジティブな例えとして使われます。
ですが私が今回思ったのは、こうした水面下の蓄積というのは、ネガティブな方でも起きるものだな、ということです。
今回のU国侵攻以来、P氏の立場は誰が見ても危うくなってきているわけですが、そうなるよりずっと以前から、彼は自分の立場を確実に危うくする蓄積をしてきたわけです。自分に逆らう者を虐待することを繰り返すたび、彼本人は、それによって人々に恐怖を植え付け、ますます自分の地位を盤石なものにすると思っていたのかもしれません。が、実際は逆なのです。
これは別に私がそう思ったというのではなく、宇宙のシンプルな法則に基づき、ただそうなっている、簡単なプラスマイナスの話です。私たちは全て宇宙の一員なので、この法則に逆らうことができる者はいません。
彼はこれまでも、ネガティブな意味でコップに水を溜め続けてきました。彼のコップは大きくて、なかなかいっぱいにならなかったけど、今回の侵攻以降、残虐行為を繰り返すたびに、一滴ずつどころか急速に水を溜めてしまって、もうそろそろ満杯になろうというところなのではないでしょうか。
PG氏の件は、P氏としては今回も(恐らく)逆らう者を粛清するという、いつもの行動パターンに従ったまで、だったのでしょう。ですが、これが、コップの水が溢れそうなところまでくる、決定的な一滴になってしまった可能性はあります。せいぜい表面張力で持ちこたえている感じではないでしょうか。
つまり水面下の蓄積というのは、私たちライトワーカーが、光の蓄積をするのと同時進行で、負の蓄積もあるということです。世界が変わるに当たって、この負の蓄積も、光の蓄積と同様に、ポジティブな変化をもたらします。
え? 逆方向では? とお思いでしょうか? 確かに一見逆方向に見えるんですけど、負の蓄積は、それをしている人を破滅に向かわせ、光の蓄積は、それをしている光の人を強く輝かしい方向に進ませるので、方向性としては同じことになります。

コップの状態は、世界の波動フェーズによって違う
ところでこの、色の違う二つの空気ですが、仮に赤と青だとしますと、最終的に混じり合って紫色になる──というわけでもないようです。
スピリチュアル的に観察しますと、今現在、タイムラインが重なり合っているのです。タイムラインが分岐の過程にあることは、これまでも述べてきましたが、独裁者に対する人々の反応を見るにつけ、世界の命運がせめぎ合っていることが、現象となって如実に表れているのが見てとれます。一方のタイムラインは上昇し、一方のタイムラインは、下降はしないとしても、長い混迷の続くタイムラインです。つまり、今は混じり合っているんですが、やがてそれぞれの方向に分かれていく過程にあります。
そして上記のコップの例えですが、このコップの状態は、その世界の波動フェーズによって違ってきます。
上昇しない方の世界では、P氏のコップはまだゆとりがあります。これは、低い波動世界では、彼のマイナスはあまり大きなマイナスとなっていないからです。彼のしてきたこと、功罪の功の方が偉大に見え、罪の方は見過ごされてきたわけですが、低い波動世界ほど、その状態が今後も続きます。
高い世界に行けば行くほど、彼のした行いは闇となります。光と闇は相対的なものだからです。つまり光の世界にいくほど、それと比較して、やっていることが暗いということです。ですので負の蓄積が、早い段階で満杯になります。
これは、光の人にも言えて、上昇する方のタイムラインでは、光の人であればあるほど、コップの中身が輝いてきます。「三大ツール」は、低い波動フェーズの人から見ると、とるに足りないような、仕事とも任務とも思えないような行いですが、世界の波動が上がれば上がるほど、この行いの偉大さが目に見えて表れてきます。
ですので、光の皆様、皆様は何としても、上昇する波動世界、タイムラインに行く必要があるでしょう。もしも現時点で、上昇しない方の道を選択してしまったら、あなたは今後も長きに渡り、低迷と、低評価が続くことになります。
これまでも述べてきた通り、タイムラインの「選択」は、共振によってなされます。あなたが低い方と共振してしまうと、自然に上昇しないタイムラインを選択したことになります。あなたの表層の意思に関わらず、あなたが共振する世界を、あなたは選択します。
P氏の状況は、今、大きく分けて二つのタイムラインがせめぎ合っていることを、如実に表しています。P氏がではありません。世界の命運を決定づけるのは、人々の想念、想念が作り出している世界の空気なのです。
ですので、今もって油断してはいけません。あなたの隣にいる人、ネットの先にいる人、TVでコメントしている人──それらが、各々の波動を発しており、常にあなたに影響しているからです。
光の人よ、こんな状況だからこそ、あなたはただ、上昇するタイムラインにしっかとライディングしていることが何よりも大事です。そのためには、「三大ツール」の実践を怠らないこと、可能な方は、戦争想念波動の戻し、そしてP氏とご自身を波動的につきはなすマントラの実践も続けてください。
このマントラですが、私も行っておりますけど、先日、P氏の想念が、電柱くらいはありそうな太さの、まだら模様の大蛇のビジョンとして見えました。彼の心の闇の根深さが現れてきているのだと思います。言い換えるなら、彼の心の闇が、いよいよもって表に出てきているということです。
しかし、上昇するタイムラインに居続ける限り、今の波動フェーズは光の人に圧倒的に有利になってきています。油断はいけませんが、このタイムラインと共振することによって選択し続けていられれば、私たちの勝利は約束されています。