

ワンダラーの系統と任務についての考察 その1
光の皆様、いかがお過ごしですか?
ご承知のように、この記事は前々回くらいには書くつもりでいたのですが、非線形の説明が少し長引きました。三回記事を入れても、まだ抵抗想念が収まらないのです。
でも、あの記事を書いたお陰で、私も、アセンション局面の山場がどこにあるのか認識しました。攻略すべきものが見えてきたと思います。スピリチュアリストであってさえ、非線形への転換に恐れを抱くとしたら、それは暗黒波動による幻惑以外にはありません。彼らができるのは幻惑だけ──たかが幻惑、されど幻惑です。
一人でも多くの方が幻惑を解かれ、今のうちに非線形への転換をしてしまえるように──いや、完全に成し遂げないまでも、少しでもその過程を進み、地球が大転換するさいに備えられることを願っています。いわば深い催眠状態に陥っているようなものですから、レクチャーを続けることで、それを解いていければと思います。これは地球にとってはもちろん、皆様お一人お一人にとって物凄く大事なことですから、私も能う限りレクチャーしていきたいと思います。
とはいえ、ご本人自身が自立心を持って取り組む必要があります。例の憑依霊氏のように、他者への依存行為を続けていては永遠に無理です。その行為自体が典型的な線形だからです。
しかし毎回毎回、線形と非線形についてレクチャーしても、お腹いっぱいになるでしょうから、今回は予告しておいたワンダラーの任務について、考察したいと思います。
(なお、今回、若干引用が多めなので、あらためてお断りしておきますと、もちろん当ブログに限らないことだと思いますが、原著からほんの一部を拾い出しているに過ぎないことをご承知おきください。本記事は著書を参考にしつつも、現状の波動状況と照らし合わせた私自身の考察であり、著書の内容そのものに触れたい場合は、ご自分で原著をお読みになるのが最適です。)

ワンダラーとは何か
過去記事で、ワンダラーやパイオニア・スターシードなど、呼び方の定義を書きましたが、こんな風に呼び方を区別しているのは当ブログくらいで、総称してワンダラーと呼ぶのが普通のようです。
ワンダラーといえば渡辺大起氏ですが、彼も広い定義でワンダラーと総称しています。
今までもご説明してきましたので、今更なんですけど、氏の著書から引用する形で、ワンダラーとは何か、あらためて書くところから始めたいと思います。
氏の説明はこんな形で始まります。少し長いですが、そのまま書き写してみます。
宇宙には遊星から遊星へ、太陽系から太陽系へと渡り歩き、そこで果たすべき役目を神様から預かっている宇宙人の集団がいる。彼らは宇宙の"煙突掃除人・清掃人"である。宇宙の中の一大進化の周期を迎える遊星、言い換えれば塵捨てのように堕落した遊星、"世の終わり"を迎えようとしている遊星におもむき、その遊星とそこに住む同胞に援助の手を差し述べることが、彼ら"清掃人(ワンダラー)"の使命である。(渡辺大起著「宇宙からの黙示録」より)
ご自身が高度なワンダラーであるだけに、秘めた情熱と強固な決意が伝わってきますね。
ワンダラーという名の由来については
このように、神様から直接使命を頂いて遊星から遊星へ、宇宙から宇宙へと歩き続けるのでワンダラー(さまよう人・放浪者)といわれるようになった。(同著より)
とのこと。
ワンダラーには使命に応じていくつかの系統があると氏は述べています。箇条書きにしてくれているので見てみましょう。
ここからまた著書を引用しますが、長いので一部省略してあります。(省略は1と3の説明の部分です。)
1.天の役をする神様のワンダラー
2.オイカイワタチの役をするワンダラー
日本の地にあって『湧玉の祝事の儀式』(神様の聖戦)に参加し、"世の終わり"と、"新しい地球の誕生"を神様に成就して頂く使命を持ったワンダラー
3.新しく誕生したワンダラー(新しい地球建設の役をするワンダラー)
これを"万たるワンダラー"とも呼称している。即ち、世界中におられる万たる数のワンダラーのことである。その数は1000万人余ともいわれている。
4.地球人に円盤・宇宙人の存在と正しい世界を知らせる目的を持って地球に生まれ変わってきたワンダラー
外国におけるコンタクトマンに多い。
5.宇宙人(他の遊星人)の姿で、天において地球と人類を救う役を果たすワンダラー
この方々は地にいるワンダラーに援助の手を差し延べておられる。
6.天において、また地に降りて地球と人類を救う働きをなさる偉大な御魂の方々・神様の席の方々
この方々は、地にいるワンダラーに霊感とテレパシーを送ってたくさんの援助をしておられる。
(以上、渡辺氏の同著より)
なお、渡辺氏は、「これ以外にもワンダラーの系統はたくさんあるであろうが、知り得たのはこれだけ」と言っています。
ともあれ順に見ていきましょう。
1.については割愛します。氏の著書の中で、経緯を含め解説されていますので、興味のある方はご自分でお読みください。
2・3・4は後回しにします。
5は、地球の次元上昇をサポートする宇宙人さんがたのことでしょう。当ブログでも以前に触れたことがありますが、渡辺氏はこれもワンダラーと分類しています。
(余談ですが、宇宙人の方々については、いずれまた、今回のテーマとは違う観点から触れる予定でおります。)
6.は、高位神霊がたと降臨の神のことを言ってるのだと思います。私が知るところではサイババ尊師ということになります。もちろん彼もワンダラーなのです。ともあれ今回の記事では考察しませんので割愛します。
今回考察したいのは、2・3・4ですね。この3つのカテゴリーが、主として、我々、一般の地球人として地上にいるワンダラーのことだと思われます。
我々、地球人として生きるワンダラーが、どうやって地球に来るのかについては、過去記事で書いてきましたが、一応渡辺氏の著書からも引用してみます。
宇宙のワンダラーは宇宙船に乗って地球にやって来たのではない。彼らは地球に生まれ変わったのである。(同著より)
普通に地球人として生まれ、普通に育ち、外見上は普通に生活しています。
しかし、その使命によって系統がいろいろあると、氏は述べているわけです。

地球人として地にいるワンダラー
私なりの解説を加える前に、著書の中で説明がありますので、それらを拾って引用することからはじめてみましょう。
まず皆様が注意を惹かれるのは、2ではないでしょうか。
だいたい、オイカイワタチって何だろう? 『湧玉の祝事の儀式』ってのも、何のことやら・・ですよね。「日本の地にあって」という言葉にも引っかかります。
氏は、このオイカイワタチを特に重視して解説しています。以下引用します。
オイカイワタチとは宇宙語で、ワンダラーの中のある役目を担った人達の集まりのことを意味する。(中略)遊星の"終わりの時"に神様の行われる儀式を『湧玉の祝事の儀式(わくたまのいわいごとのぎしき』という。その儀式に参加し、各々の身に受けたその遊星と遊星の人々の持つカルマを明らかにし、"根のカルマ"を取り除く役目を持つワンダラーの集まりがオイカイワタチなのである。各々のワンダラーのことはオリカイワタチと呼ぶ。(同著より)
「根のカルマ」については、すでに旧ブログで説明しておりますので、繰り返すまでもないと思いますが──、
一応簡単に言いますと、これまでの長い歴史で蓄積されたカルマがこの世界の奥底に沈殿し、固く封印されたような状態にありました。これを解かない限り、本当の意味での浄化になりません。「根のカルマを解く」とは、アセンション必須の前提です。
オイカイワタチの役割がいかに重大であったかということですね。
このあと、続けて日本の地について、こう書かれています。
(前文略)遊星には、神様がお降りになり、「湧玉の戦い」「祝事の儀式」に続いて、『湧玉の祝事の儀式』が行われる聖なる地がある。その地は宇宙に存在するどの遊星にもあり、この地球においては日本の地がそれに当たる。(同著より)
ここで「日本の地」という言及があるわけですね。さらにこう書かれています。
日本の使命について、金星の大長老サナンダ(AZ)※は次のように語られた。
「日本は永遠に神様の降りたもう地であり、今までも降りられたことがあります。(中略)ワンダラーが日本に多いのは、神様を守るためです。ワンダラーは生きている天の使いです」
この意味において日本の地は神聖な地であり、『湧玉の祝事の儀式』が行われる世の終わりにオイカイワタチの役を受けもって生まれてきた日本のワンダラーは、外国におけるワンダラーとは役目も異なり、ある重要な意味を持つのである。(同著より)
(ここでちょっと注意しておいていただきたいのですが、「この意味において日本の地は神聖な地であり」とあるように、ある特定の意味において日本という場所が神聖だと言っているのであって、日本や日本人だけが神聖で、他はそうではないと言っているわけではありません。
次回以降にまた考察しますが、スピリチュアルには日本を過度に特別視する人達が存在するので、そうした観念と混同されないよう、この点は前もって付記しておきます。)
オイカイワタチについての話は、ここでの引用など序の口にすぎません。
前の記事で、渡辺氏の著書は明確に書かれているし、ワンダラーにとって実感に満ちていると申しましたが、そんな私でも、わからない表現が多くて読むのに苦労したのが、この、オイカイワタチの働きの軌跡が綴られた、長い物語についての記述です。
これは、渡辺大起氏ご自身がオイカイワタチの任を担っていた、オリカイワタチであったためでしょう。同著は、著者やその同胞のワンダラー諸氏の、長きに渡るミッションの軌跡の書でもあるのです。
3の”万たるワンダラー”についてはどうでしょう。これも説明があるので、拾い出してみます。
他の遊星人の中で、地球に生まれ変わっているもう一つの存在がある。彼らは地球行きを志願して、地球に生まれ変わったのである。即ちこれを"リンゴ"とも呼んでいる。金星の大長老サナンダ(AZ)は(中略)「その数はおよそ1000万人にものぼるでしょう。その内、2万531名(1960年現在)は日本にいます」と述べられた。(同著より)
どんな人達かというと、
"ある時機が到来すると、腐らないように塩漬けにされていたリンゴは、取り出されて、ワンダラーとして生まれ変わる"という意味が秘められていたのである。いわば、新しい時代のワンダラー要員といえよう。(同著より)
では、「ある時機」とは、といいますと、
ある時機はすでに到来し、1977年の11月に「万たるワンダラー誕生の祝事の儀式」が行われ、リンゴの魂はすべて新しくワンダラーとして生まれ変わったのである。(同著より)
では、その働きはというと、
万たる数のワンダラーの方々は、この終末のときに、"神様の祝福したもう正しい世の終わりの真"を人類に語って、人類を救う働きをするのである。言葉を換えれば、新しい地球、新しい世の建設をするワンダラーであり、オイカイワタチの役をするワンダラーが日本の地に限られるのに対し、世界中におられる(同著より)
とのことです。
そして、4.についてですが、渡辺氏はご自身がオリカイワタチとしての任に当たっていたためもあるでしょうが、海外のワンダラーと交流はなかったらしく、詳しい解説はありません。
最初私は、「外国におけるコンタクトマンに多い」の「コンタクトマン」が何かわからなかったのですが、役割から言ってチャネラーのことだと思います。確かに外国には優れたチャネラーが多いですね。
以上、2・3・4について、概略をつかんでみました。
それでは解説を加えてみましょう。
(※ちなみに「サナンダ(AZ)」って? とお思いの方、渡辺氏の著書には、ちょくちょくこうした固有名詞が出てきますが、お知りになりたい方は、原著をお読みになれば説明されています。繁雑を避けるため、ここでは説明を省きます。)

自分の魂の系統は?
さて、ここまで見てきておわかりのように、ここで言っている、2・3・4のワンダラーは、当ブログで言うところのスターシードです。
スターシード系の方が多い読者の方は、上述の分類を見て「自分はどれに当たるだろう?」と思う方も多いのではないでしょうか。
私自身もそうでしたが、それでいて、一通り読んでも、自分がどれに当たるとも思えないのです。
まず、日本人だし、オリカイワタチかな・・と思いますよね・・。でも、『湧玉の祝事の儀式』に参加したワンダラーってありますよね。じゃあ、この儀式はいつどこでされたのか?
そもそもこの本には、いろいろな名称の「儀式」が出てきて、何が何やら分かりづらいのですが、分かるのは、この儀式はすでに行われ、根のカルマは解かれた、ということです。
これについては、こんな記述があります。
このようにして今回の聖戦が開始されたのが、1960年であった。この戦いはその後二十余年間に渡って続けられ、1981年の1月にそのすべてが終了した。(中略)これをもって地球と人類は救われることに確定されたのである。(同著より)
ということは、オイカイワタチの使命も完了していることになります。
では"リンゴ"なのか? ということ、これも違う気がしますね。1977年・・生まれてもいねーよ・・と、お思いの読者もいらっしゃるでしょう。いや、生まれてたには生まれてたけど、全然目覚めてなくて、ワンダラーのワの字でもなかった人もいるはずです。
チャネラーの方なら、4.に該当するでしょうが、大半の方は、これでもないでしょう。
もっとも著者ご自身も、これがすべてではないと断っていますから、どれかに該当するとも限りません。
そもそもなんですが、この著書の最初の発行年が1982年ですから、そのあとに目覚めたワンダラーのことは書かれてないわけですね。
これは推測ですが、ことによると、ごく若い世代の中には、一旦肉体を離れて、今一度生まれてきたワンダラーもいるかもしれません。もしいるとしたら、周りの同世代と気が合わなくて苦労してるでしょうけど。
そうだとしても、この著書に書かれたカテゴリーとは、正確には整合しませんよね。
でも私は、魂の来歴や、使命の種類別に見た場合、近いものはあるんじゃないかと思うのです。
と申しますか、この著書に挙げられているカテゴリーに無理に当てはめるまでもなく、それぞれの魂が担っているミッションは、それぞれの魂の系譜に応じて、ある程度は定まっているものと思います。

ワンダラーのミッションとアセンションの状況
ここでお知らせですが、私がここまで引用してきたのはすべて、「宇宙からの黙示録」という著書です。
実はこのあとにも、渡辺氏は「宇宙船 天空に満つる日」という著書を出しています。これは発行年が1993年です。
前著からの続編と言っていいものですが、前著と突き合わせると、いくぶんかの変更があります。
中でも興味深いのは、前著では1960年にはじまり、20年ほど続けられ、1981年に終わったとされる聖戦について、さらなる軌跡が綴られていて、トータルすると、1960年から、20年ではなく32年かけて続けられたとされているのです。
この記述の違いは、'81年に成就したとされる「根のカルマを解く」重要ミッションについての記述が間違いということではないでしょう。
このミッションは確かに成されたものの、そのあとも収束しきれない戦いが続いたと見るのが妥当だと思います。
そう思うのは、他でもありません。2021年現在の波動状況からいって、そう考えられるからです。この点について次回以降に解説します。
上述の、リンゴの方々の使命も見てみてください。新しい地球の建設のために、人類に向けて発信し、援助する役割ですよね。
この役割は、スピリチュアル的なNPOとも言えるものです。
4.の、チャネラーの人達の役割とも、相通じるものがあると思われます。
これだけ読むと、もう、とうに新しい地球の建設が始まり、彼らがもっと表立って活躍していてもよさそうですが、どうでしょう。
本来なら、もっと当たり前のように、人々がアセンションに向けた準備に入っていていい時機だと思うのですが、世界の様相を見る限り、ごくひと握りの人を除き、到底そこまでの段階には見えません。
もちろん啓蒙活動はさかんにされ、気づきを得た方々も着々と増えてはいるのですが・・。しかし世界全体として見ると、アセンションというもの自体が、一般にはほとんど受け入れられていない状況にあります。
それどころか、スピリチュアリストがアセンションを受け入れるようになってきたのも、ごく最近です。
あの印象的な2012年の冬至、私のようにアセンションが本格始動されたと感動していた者はごくわずかで、スピリチュアル・サイトですら、結局何も起きなかったではないか、という話が、ネットにあふれていたのが思い出されます。
最近になって、ようやくアセンションという概念が、肯定的に受け止められるようになってきましたが、それもスピリチュアリストの間でのことで、一般の人達に広く流布するには至っていません。
このことも、次回以降に考察しますので、頭に入れておいてほしい点です。

それであっても、根のカルマは解かれている
上記の引用中に、
「「湧玉の戦い」「祝事の儀式」に続いて、『湧玉の祝事の儀式』が行われる」という記述がありますね。
このうち、「湧玉の戦い」「祝事の儀式」は、降臨の神などの働きであり、『湧玉の祝事の儀式』への参加が、オイカイワタチの役割であるとされているのですが、
担った方がどなたであれ、これらが「根のカルマを解く」という働きです。
つまり、これら必須中の必須の働きは、完遂されたのです。
そして、すべてはスムーズに行くはずだったところ──
暗黒波動の猛攻があまりにも凄まじく、今もってスムーズに行かない状況が続いていると思われるのです。
さて、読者の方がここまでを、ちゃんとお読みになり、消化するのには、少し時間がかかるのではないかと、私は思っておりますので、このあとは次回以降にゆずりましょう。
要所要所にしぼって解説したので、わかりやすくはなっていると思いますが、スピリチュアルは通常の知識と違いますので、即座に理解できないかもしれません。ゆっくりでいいので咀嚼してみてください。旧ブログの過去記事からお読みになるのも一つかと思います。
そうしていただければ、このあとの考察が、スムーズに入ってくるのではと思いますので。
もちろん皆様、話はここからです。この状況を踏まえたうえで、ワンダラーの系統と使命の考察をしてまいりましょう。あなたがそうであるなら、まだそれを知らず、そしてそれを知ったなら、魂の奥に潜む炎が心を熱くすることでしょう。