

玉石混交な未来予測ほど、脅威となるものはない。スピリチュアルでない想念より、今はスピリチュアルでいながら線形波動の人達が向かう世界から、できる限り乖離することが重要かもしれない
光の皆様、いかがお過ごしですか?
前回は、某氏をアセンションの旗手のように祭り上げるタイプのスピリチュアルについて考察しましたね。今回はその続きです。
検索してみると、この人に関する‘その種’のニュースはかなり沢山挙がってきます。ただ、共通しているのは、意識的に探さない限り、一般的なニュースとしては出てこないということです。中には、もし事実なら各メディアが大ニュースとして報じそうな内容もあるのですが、大手メディアの報道としては出てこず、一般的なツイッターやサイトで紹介されているだけの話が、拡散を繰り返すことで増殖しているため、事実であるかのように広まっています。
これはスピリチュアルに限らず、フェイクニュースによくある現象で、事実かそうでないかを見分ける指標の一つと考えられています。
しかしそれだけのことで私がこれを信じる人達を憂慮しているわけでもないのです。
この情報に関するキモとなっているのが、NESARAです。前回、改めて考察すると申しましたが、今回はそれを書きたいと思います。
来月には巨大タイムゲートが控えているし、年末には大きな分離も予想されますので、この件を今のうちにまとめ、読者の皆様の意識に問い掛けたいと思っているためです。
先に断っておきますと、私はこの件に関して、それを信じている方と論争したいわけでも対立したいわけでもありません。何をお信じになるかはご本人のご自由ですし、私の認識を押し付ける気もございません。気に染まないならスルーしていただいて構いません。

NESARAの発端
元々のNESARA自体は、ある経営コンサルタントの経済改革案であり、スピリチュアルとは関係がありません。ウィキペディアによるとその概略は、「所得税廃止と消費税の大幅な導入・不動産担保ローンでの複利の廃止・金本位制など貴金属に裏打ちされた通貨の発行など」となっています。
スピリチュアリストの間で期待が盛り上がっているという意味でのNESARAは、いわばそれに尾ひれがついた形で拡散されている情報です。ちなみに、同時に話題になっているGESARAは、NESARAが国家規模なのに対し、その世界規模バージョンで、内容は同じです。
スピ系で拡散されているNESARAが、多くのスピリチュアリストを惹きつける要素はいくつかあるようです。借金が棒引きになるとか、不正によって富を得ることができなくなるとか、所得税が廃止されるとか。
中でも信奉者にとって最も魅力的な要素は、「富の再配分」でしょう。政府や大富豪が不正にため込んだ莫大な富が放出されて、国中、あるいは世界中の人に平等に分け与える、という、経済システムを根本から書き換える改革です。
そうなれば、もはや好きでもない仕事をする必要もなく、幸福な人生を謳歌できる素晴らしい世界になるというわけです。
これが最初に施行されるのがアメリカであり、その実行者が、今は前記事の某氏とされています。
「今は」と書いたのは、この話が流れ始めたのは最近ではなく、西暦2000年、当時の政権で可決されていたとの事だからです。その情報によると、この件は経営コンサルタントのアイデアではなく、宇宙協定として可決された、つまり、宇宙人との協力関係に基づいてなされた経営改革法案だとのことです。ただし地球に大変革をもたらすものなので秘密にされたとのこと。
そして、法案が発動されるはずだったところ、翌年の同時多発テロ事件のせいで延期になったとのこと。
ちなみに、この話が書かれたサイトの日付は2014年で、同年9月9日に、NESARA公布が行われるとの情報がある、とも書かれています。が、現実にはご存知の通り、何も起きていません。
同様の情報が、今年もありましたが、やはり何も起きていません。
つまりこの「予言」は、何年も前にもほぼ同じものがあって、一定のスパンで予言されては当たらないことを繰り返していると見られます。そのたびに、これこれこういう邪魔が入ったとか、当たらなかった理由が挙げられることも繰り返されて今日に至っているようです。
ちなみにですが、米議会では法案が提出されたという事実自体が無いそうです。発信者によると、これに関しても、何か裏事情があって、まだ秘密にされているのだ、ということになっています。
検索してみますと、この話を拡散しているスピリチュアリストの大半──というか、私が検索できたサイトほぼすべてで、肯定的に扱われています。確信的な論調で詳細に解説しているサイトもあれば、半信半疑だけど、「そうなったらいいな」という、期待を込めて書かれているものもあります。
つまり、スピリチュアル系の人や、陰謀論を支持する人の間では信じられていることになります。(言い遅れましたが、この話は近年話題の陰謀論者の説と多くの点で符合しています)
こんな話は詐欺だ、デマだと否定しているサイトはごく少数ですが、その少数のサイトの主は、NESARAにとどまらず、アセンション自体を否定しているようです。そりゃ、スピリチュアルを否定してるなら、これも否定でしょう。
ではそれ以外の人達はどう思っているかと言えば、答えは単純で、「知らない」のでしょう。
換言しますと、スピリチュアリストで、この話を否定的に捉えている人は、ほとんどいないか、少数派のようではあります。(または、ついこの間までの私のように、スピリチュアリストだけど関心がなくてスルーしている人もいるかもです)。さんざん探したら、1つ2つ、スピリチュアリストの否定派も出てきましたが、そのくらい僅かです。

予測でも預言でもなく、今の現実として・・
概略をつかんでいただいたところで、私の見解を述べておきます。
率直に申し上げて、NESARAを信じている度合いと、アセンションから遠ざかる度合いは、比例している、と言って差し支えない、と考えます。
NESARAに関して前から知っていて、少しは期待を抱いていた人や信じていた人は、私の書き間違いじゃないかと思うかもですが、言葉どおりです。
なお私は「こんな話はデマだから、信じない方がいいよ」と言いたいのではありません。それ以上です。
もちろん、99.99%以上の可能性でデマだと思っている、という点では、否定派の人と同意見ですが、万一、もし本当にそんなことが現実に起きでもしたら、大袈裟に言えば世界大戦勃発レベルの非常事態だと思っています。
つまり、まかり間違ってもそんな事態は起きてほしくないのです。
目下、大きく分けて2つの点で、私はこの件を「アセンションからの乖離」もっと言えば「反アセンション」だと認識しています。一つは、筋道を立てた思考としてそう思うから、であり、もう一つは波動的な様相による認識です。目下と書きましたが、この認識に変更はないだろう、と考えております。ことに波動的感知においては、本当に参ってしまうほどでした。
つまり私にとってこの認識は、預言だとか予想だとかいうレベルの話ではなくて、この話にまつわっている人々の想念波動が、現に今、私に示している様相です。
今回、記事を書くに当たって、どんな内容かと一通り検索してみたわけですが、検索を繰り返すごとに、線形波動の中でも特にネガティブな、カルマ──というより闇波動が湧き上がってくるばかりでした。ただサイト検索して読んだだけなのに波動がダダ下がりし、今も完全には回復していません。その様相はビジョンとなって見えるほどでした。
そのビジョンを説明するのは簡単です。‘黒い海’です。波のうねる海の色が、ドロドロの黒一色──な様子を思い浮かべていただければ、合っていると思います。
正直言って、これほどのネガティブが湧き上がるとは、そしてそれを発信し、信奉する人達に、これほどの黒い想念がうねっているとは、予想外でした。
というのも私は、これら信奉者の方の大半は、悪意があるようには思っていなかったのです。元の発信者の人はもしかしたら悪意があったかもしれませんが、信じて拡散している人に悪意はないとは、今も思います。でも、見方によっては、悪意がないほど根が深いのかもしれません。
これで私の立ち位置ははっきりしたと思います。せっかく波動を下げてまで一通り調べたことですし、これだけで終わるのも何ですので、もう少し掘り下げて解説してみます。

金本位制復活らしいが・・・
前の項で、同じ預言が繰り返されていると書きましたが、まったく同じではなくて、変化もあるようです。
そもそものNESARAはある市井の経営コンサルタントの経済改革案だったわけですが、元のアイデアに、「富の再配分」は無いようです。近い項目として、人道支援のための莫大な資金提供というのはあるけど、これって普通に解釈すれば恵まれない人への支援ですよね。これを全国または世界中の全ての富を集めて、一人一人に均等配分するなんて話にするのは、拡大解釈としても無理があります。
しかもこの種の尾ひれや、前述のような‘ストーリー’は、年を追うごとに凝った内容になっていくようです。
今回、NESARAとセットで出てきた話が、「量子金融システム(QFS)」です。(ちなみに、これもNESARA同様、今年の春発動されるという預言がされていたそうです。)
何やらもっともらしい名称ですが、どんなものか検索しても、ほとんど意味が分かりませんでした。いくつかのサイトで説明されているのですが、人工衛星上の量子コンピュータを使うとかいう話もあれば、宇宙人との連携だとかいう話も出てきたり、はたまたブロックチェーン技術を使うとかいう話もあったり・・と言った感じで、もっともらしい金融用語やIT用語がちりばめられてはいるものの、それらが有機的に絡み合って意味を成すというリアルな感じがなく、何度読んでもよく分かりません。
それではと、ウィキペディアや書籍も検索してみたのですが、どちらにも出てきません。
もちろん、フィンテック(ファイナンス+テクノロジー)の時代と呼ばれる昨今、金融に関する技術革新は常に注目の的です。現実にあるものなら、機を見て敏な経済の専門家が書かないわけもないと思うのですが・・。
あまりに凝って設定を付け加えすぎたことで、かえってサイエンスフィクションじみてきた感もありますね。
しかもNESARAって、そもそもが「金本位制」の復活を期しているのです。ここは、スピ系のNESARAも元のアイデアを踏襲しています。どうせ量子コンピュータだのブロックチェーンだの、先端技術っぽい話を盛り込むんだったら、なぜ金本位制だけは元のアイデアにこだわるんでしょうか・・。ここはちょっと不思議です。
そもそも金本位制って、ご存知の方も多いと思いますけど、かつて世界的に採用されていた通貨システムでしたが、随分前に廃止されたんですね。なぜ廃止されたかというと、欠陥があるから廃止されたのです。
このシステムは、通貨がその額面でいつでも金(きん)と交換できるというシステムです。それによって、その国の通貨は一定以上の信頼性を持ち、高い価値を維持できます。言い換えれば、ある国で金本位制を敷く場合、通貨の発行量に見合うだけの現物の金(きん)を、保有していなければなりません。
しかし金は希少金属ですから、その埋蔵量は極めて少なく有限です。当然ながら、拡大する世界経済の規模に追い付かなくなっていきます。そのうえ、貿易など他国とのやりとりで、常に増減してしまいます。つまり、国が保有する金の量は常に不安定です。
そのくせ、金自体は安定的な資産ですから、恐慌や戦争などの緊急事態が起きれば、不安定な通貨より、金に換えてくれと言う人が殺到するかもしれません。もしもそれに応じられなければ、その通貨は信頼性を失い、一気に価値が下がります。
そんな経緯から、世界各国が次々に金本位制を廃止し、最後に残ったアメリカもついにギブアップして、金本位制は終焉を迎えたそうです。今では通貨の信用は、国が担保しています。
でも実は、NESARAとかスピリチュアルとか関係なく、今でも金本位制の復活を願う人達が、一定数いるらしいのです。
私は考えました──理屈で考えても、各国がギブアップした当時よりも、さらに拡大している世界経済で、金本位制が復活できるわけもないだろうに、なぜだろうと・・。
もし、本当に、ほんの一時だけでも金本位制になったとしたら──現行の貨幣制度は崩壊します。というか大混乱するでしょう。今の経済規模を金で裏付けるとしたら、一オンスあたり百万ドルでも全く足りないそうです。貧富の格差は人単位でも国単位でも今よりも広がるでしょうし、貿易などの経済活動も停滞しそうです。ちょっと現実的とは思えません。
考えるうち、ふと、そもそも金本位制復活を望んでいる人達は、どんな人達なのだろうと想像しました。
──ああ、そうだ、金本位制の復活を心から願う人がいるとしたら、それは金を沢山持っている人だ、と思い当たりました。金の延べ棒を沢山持ってる人だったら尚更ですね。
そういえば、NESARAの情報を検索してる時も、「今のうちに銀を買っておけ」という情報がチラホラ出てきたのです。金だけでは埋蔵量が足りないから、銀も併せて使われるという情報が流れたらしいのですね。どっちにしろ足りないことに変わりないですが・・。
金がもしも貨幣の価値を裏付けるものになったら、国が貨幣の価値を裏付けているという、国の信用にとって代わるものになります。莫大な金を保有している人であるなら、ある意味、政府よりも力を持ちますよね。確かにそういう人達にとっては魅力的な話です。
でもそれって、何のことはない、まったくアセンションからもスピリチュアルからもかけ離れた発想です。そんな情報が、アセンションを標榜するスピリチュアリストの発想というなら、かなりというか恥ずかしい限りです。全くお話になりません。
「でも、富が均等に再配分されるなら、関係ないでしょう。そんな力関係は無くなるはず」とお思いでしょうけど、だったらなぜ、金を持ってろ銀を買えなんて話がセットで出てくるんでしょうね。NESARAに関係なく、金本位制復活を願う人達がいると言いましたが、その人達と何ら変わりません。

「頭上の壁」の突破どころか、むしろ真逆・・・
以前、旧ブログの方で私は、財と富のテーマで色々書きましたね。それを思い出して、同じじゃないかとお思いの方もいるかもですが、まったく違います。
スピリチュアルにおいて、スピリチュアル的な、つまりアセンションと一体であるという意味で財と富を得るとは、そういうことではありません。私があのテーマを最近書かないのは、そこを理解している人が非常に少ないと気づいたからです。カルマや執着を掻き立てる意味で書いたのではありません。全くもって逆なのです。
財と富を得るということが、アセンションと直結するためには、資産の種類なども全く関係がありません。今の経済システムがどうとかこうとかも関係ないのです。あなたと波動整合するものが、あなたにとってふさわしい資産です。決まった形はないのだ、それはどうでもいいのだ、ということが、まずは分からないといけません。
その人が、その人の望むものを、欲望や執着、依存などのネガティブな想念から脱却して得ることが、真にスピリチュアルと言えるのです。それはその人自身が、自分の波動の限りを尽くして勝ちえること──つまり、その人自身が「頭上の壁」を突破すること──それが目指すところなのであり、それを成しえたときが、経済が、闇のシステムから光のシステムへと変わった瞬間となります。それはそれを成しえた人だけが到達する境地なのです。
そういう意味合いで財と富を得られるのであれば、アセンションに寄与します。アセンションするために、財と富を得なければならないということではありませんし、ただ誰かが何かしてくれるのを期待して得たとしても、スピリチュアル的に、後退にはなっても、進化になることはありません。

人参に元気づけられる馬か、口を開けて待つヒナか
先日の記事で、「モノリス」の話題の際に、「子供にアメ玉を与えるようなもの」と書きました。実際、あれって、別に肉眼で見える形で物質化する必要なんて、まったく無いわけですよね。それをあえて見える形にしたのは、宇宙人ワンダラーさん方が、地球人に心のよすがを与えてくれたのだと思います。
ところで、「アメ玉」と書きましたが、それは別の表現に変えることもできます。
ある人にとっては、「馬の鼻先にぶら下がった人参」かもしれません。つまり、「上空では準備が着々と進んでるんだな、自分も頑張ろう!」と励みにする人にとっては、頑張りの元になってくれるでしょう。
でも、そうでない人もいるかもしれません。旧ブログでよく私が書いたタイプです。「親鳥が餌をくれるのを、口を開けて待っているヒナ」のようなタイプです。このタイプの人は、ただ待っているだけで、「自分も頑張らなきゃ!」ではなく、ただ、「早くそうならないかな~なったらいいな~」と期待して待っているタイプです。
しかしバシャールさんが言うように、「期待」はネガティブ想念です。「期待しているとは、実現していないと自分に認めることだから、期待している限り実現しない」とバシャールさんは言っていますね。期待とは、そもそもが依存的な想念でもあります。
恐らくですが、読者の方の多くは、人参で元気に頑張る馬と、口を開けて待ってるヒナが、そこそこ混じり合った状態じゃないかと思います。神我一体の境地に到達でもしていない限り、大抵はそうだと思うし、私だって辛い時は、誰かに何とかしてほしいと思う気持ちが出てきます。
しかし、このNESARAの件に関しては、そんなレベルではないほどの黒い想念が、渦巻いているのです。首を傾げるほどです。○○を買っておけと勧めるとか、その他、詐欺に遭ったという話もあるので、悪意のある人がいるのは事実でしょうが、情報発信者の多くは、悪意で広めてるとは思えないのに、不思議なのですが・・。
恐らく、その、広めている情報自体、元となっているのが、闇波動の傀儡か、もしくは、それに幻惑されてしまっている人だから──つまりこの情報自体に、アセンションを妨害する闇波動がまつわりついているからではないかと、推測しています。

上位次元に「経済」はない
上述のように、この話には、宇宙人が関与していることになってるらしいですよね。
でも、ちょっと考えてみていただきたいのですが、そもそも上位次元には、経済という仕組みがありません。当然ながら貨幣制度もありません。上位次元の人にとって、経済は(ワンダラーなど、地球に降りてきたことがある人は別ですが)、経験したこともないシステムですから、全くの門外漢です。
渡辺大起氏は、「地軸の大転換が起き、新しい地球になると、貨幣制度は無くなる」と書いています。それがアセンションの本来ですよね。上位の次元では、経済の変革などはなく、経済そのものが無い世界に行くわけです。
で、ふと思うのは、もし、本当に宇宙人がこれに関与してるとしたら、その宇宙人って、どんな宇宙人なんだろう、ということです。
宇宙は広いですし、色々な人がいますからね。上位次元に属さない宇宙人だっているでしょう。
もしかしたら、肉眼で見える宇宙人かもしれないですね。『古代の宇宙人』に出てくる宇宙人は、肉眼で見えるし手で触れられるし、宇宙船も物質らしいですよね。
それって上位次元の宇宙人じゃないですよね。通常の状態では、上位次元の人は肉眼では見えないし、宇宙船も見えないし、さわれませんものね。
──まあ、この情報自体、暗黒波動域の存在が霊的感知能のある人を幻惑したフェイクニュースという気はするんですが──、もしも本当に宇宙人が関与していたりして、なにがしか現実にそのタイムラインに行ったりでもしたら・・・しかもそれを行うのが、前の記事の、典型的な線形波動のあの人だとしたら・・・、
もしそれによって、人々が恩恵に浴したりしたら──それはつまり、線形波動域に対して多大な借財をしたことになり、抜け出るのが難しい負のスパイラルの虜になってしまうかもしれません。
──そしてそのタイムラインは、イベントに向けてガス充填中の気球に穴が開き、上昇できなくなる世界かもしれません。

真実が織り交ざった嘘は強力な媚薬
もちろんそんな怖いことは、今も起きてないし、このまま順調にいけば起きそうもないですけど、この話を信じる人達のあまりの期待の大きさが、ネガティブなうねりとなっているのは、確かなようです。
その期待は、ただのネガティブではなく、この物質世界で苦悩するスピリチュアリストが、脱却したいという渇きにも似た思いから来ているのだと思います。
だからこそ、彼らの想念に、巻き込まれることがないようにすることが大事だと思うのです。
ですので皆様、私にできるアドバイスは、ともあれ、この情報をスルーし、これについては何の期待も持たないことです。期待すればするほど、ネガティブなスパイラルに引き込まれる恐れがあるのですから。
この情報の特徴として、さきほどから述べてますように、発信者に必ずしも悪意がない、という点も、注意が必要です。
そして、悪意があるのであれ、無いのであれ、共通しているのは、玉石混交だということです。多くの情報発信者の話に、嘘と真実が織り交ざっています。それは、嘘で固めた話よりも、はるかに人を幻惑する、強い麻薬のような威力があることを、忘れないようにいたしましょう。タイムラインが大きく分離しそうな時期でもありますし、興味本位で読むのもあまりお勧めできません。
ことほど左様に、この線形波動の世界は、さまざまな幻惑と苦悩に満ちていますが、それを経験するために、私たちはここにいて、この時期を凌いで脱却した暁には、素晴らしい道筋が開けてくるということもまた、忘れずに心に留めておきましょう。
あらゆる嵐を凌ぐために、至高のツールがあり、常に降り注ぐ高度な波動の降臨と、共振することができるのです。ともあれそれを実践すること──実践だけが、あなたを、アセンションに繋がる糸と結びつけるのですから。