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誇りと気位 選ばれた認識と選民意識

狼





     


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「誇りはあっても気位はない。選ばれた認識はあっても選民意識はない」自分へと、自分自身をシフトする







高貴なるライトワーカー、光の戦士がた、いかがお過ごしでしょうか。




本記事は前の記事からの続きです。お読みでない方は、未読の記事からお読みください。


このところ、最優先事項として、戦争想念についての考察をしておりますが、

書こうとしていた経済のテーマ、そして宇宙の原理のテーマを途中で脇において、この件を優先しているので、早く元のテーマに戻らないのかと思っている方もいらっしゃるかもしれません。


「戦争は確かに痛ましいけど、日本はまず戦争には巻き込まれないでしょ・・」とか。つまり対岸の火事的に思っていらっしゃる方が、まだ多いのではないでしょうか。



しかし、このところの世界の状況を見るにつけ、今はこのテーマに意識を向けていただくのが得策と考えております。



というのも、戦争というのは、戦争それ自体だけでなく、この世界のほぼ全てのネガティブと無関係ではないからです。



たとえば経済にまつわる想念との、ネガティブな結びつきです。


旧ブログをお読みの方はご存知のように、私はかつて、すでに財と富のテーマで記事を書いているのですが、魂のレベルでそれが理解できた方は、あのレクチャーだけでも十分に、財と富の神との結びつきを強めておられると思います。
私の提供したマントラを唱えただけで、金色の光が降りてきた、とお知らせくださった方もいるのです。

ですが、そうした方は恐らくごく僅かです。だからこそ、またあらためて考察・解説しようと考えているわけです。


そもそも私が財と富の神と呼ぶ神は、この三密度物質世界で、当面のところ私がそう呼んでいるだけで、本質的にお金の神様ではありません。それを、この物質世界での経済のレベルから紐解いて、あらためて考察したいと考えているのですが──、

戦争想念波動がこれに、負の意味で関与しているのです。



それと、先日、水、火、空気、電気、天象や大地など、各種エレメントへの感謝の重要さを書きましたが、戦争想念波動は、天変地異などの災害にも、深く関係しています。

仮に、日本はどこの国とも戦争なんてしないし、関係ないと思っている方がいたとしても、日本が大規模な天変地異に襲われるリスクが、絶対にないと思っている方は少数でしょう。ところが実際には、天変地異と争い・諍いの想念は、密接に関係しています。


このように、日本が絶対に戦争に巻き込まれないとしても、戦争想念に影響を受けないということはないのです。




そしてまた、宇宙の原理の話も、今続きを書いても皆様の魂に届かないようだと気づきましたので、後回しにすることにしました。

英知というのは、ただ知識として知っているというだけでなく、あなたの魂のフェーズを上げる、実効性があるのです。わけても宇宙の原理というのは、それを魂のレベルで理解することで、人生が一変するほどの力を持つ、最強の英知です。

たとえばマントラ等のツールにしてもそうです。「ツールは、ただそこにあるだけでは何も起きない。あなたが実践することで威力を発揮するのだ」と申しました。その「あなた」が、どれほどの英知、どれほどの深度を持っているかが、同じツールでも、その威力に関わって来るのです。

当ブログでご紹介しているマントラにしても、私自身のオリジナルなものだけでなく、ガヤトリーなど広く知られているマントラを推奨しています。ですが、同じマントラを唱えても、唱える人によって効果に差が生じるのはこのためです。
このことは、またあらためて解説するつもりですが、心に留めておかれてはと思います。


しかしだからこそ、理屈の上での観念的な理解だけで、英知にまでなるものでもありません。あまり急がずに順を追ってじっくり解説した方がよさそうだと思い、こちらもしばし保留にしております。


しかし私としては、そういう実効性のある、つまり英知として皆様の魂に届けたい心づもりがございますので、焦らずにお待ちいただければ幸いです。



当ブログは、世界の波動の情勢や、皆様の想念波動の様相を見ながらの、動的なブログなので、話があちこちに飛ぶようですが、この点ご理解いただければと思います。



ということで、前回の続きを書きたいと思います。






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選民意識の背後にある心理






前回は、完全にネガティブを手放している人、光となった人のコインに、裏も表もない、というお話まででした。そして、そうした境地に至っている五井先生や現会長が、まだ過程にあるわれわれを指導するに当たって、最も難しいところであろう、というお話をいたしましたね。


たとえば、人類を戦争に引き込む想念として、見過ごせない影響力のある終末思想ですが、これにつきものなのが選民意識だということも、お話しいたしました。

この選民とは、しばしば宗教的なニュアンスで使われる言葉です。つまり、神に選ばれし民という意味で使われます。ただ、選民意識は、一般的には、圧倒的にネガティブなニュアンスを持って使われる言葉だと思います。



この選民意識の背後にあるのが、ルサンチマン、およびシャーデンフロイデなどの負の感情です。
(これらの感情については、旧ブログの方に詳しく解説した記事がありますので、読んでない方はそちらをお読みください。当ブログ記事の右または下部にあるコンテンツメニューのバナー『2012~2020のブログ』から旧ブログに移動し、「ブログ内検索」に上記のワードを入れると、いつくか記事がヒットします。)

これらは非常に厄介なネガティブで、かなり高度なスピリチュアリストでも、手放せないでいる人は少なくありません。何が厄介といって、紛らわしいことです。


ルサンチマンは、ごく簡単に言えば嫉妬ですが、その嫉妬の中に、何というか正義感のようなものが混じっています。混じるというか、本人が無意識にすり替えます。
一見社会の不条理に対する義憤のようでもあるため、本人も、自分自身のネガティブ想念だと気づきにくいのです。


シャーデンフロイデは、人が、何かができないとか、失敗して醜態を演じるとか、あるいは何かで糾弾されるとかいった、負の事態に陥った場合に抱く、ひと言でいえば「ざまを見ろ」という感情で、大抵は快感を伴います。
しばしばルサンチマンと表裏一体の関係にあり、ルサンチマンを抱く相手がそうした事態に陥ったときのシャーデンフロイデは、ことにその人に爽快感に近い快感を抱かせます。そのこともあって、ルサンチマンと共に、本人がネガティブだと自覚しにくい感情です。


こうした紛らわしい感情を手放すにあたっては、かなりの内省が必要ですし、心の葛藤を経ないといけないでしょう。




選民意識または選民思想は、代表的なものとして、ユダヤ教におけるユダヤ人が挙げられることが多いようですが、

同じくらい知られているのが、そのユダヤ人を憎んでやまなかった、かつてのナチス・ドイツです。


ナチスの独裁者H氏は、ドイツ人のルーツをアーリア人だと主張しました。同氏の考えるアーリア人は、民俗学に基づくものとは違うようで、ブロンド・碧眼・背が高い理想の民と定義します。優れた民であるがゆえに、世界を支配する資格があると考えたのです。
(ちなみにですが、これが事実であることを証明するために、彼らは民族のルーツをたどる調査をしたのですが、同氏の思考を裏付ける事実は発見できなかったそうです。)


同氏の選民思想は、優生学に基づいてもいました。優生学によれば、優れた種族は永続し、劣等種族は淘汰されます。つまり、単なる選民意識というのを超えて、民族の生き残りや淘汰にまで及ぶのが優生思想です。
彼によればユダヤ人や障碍者は劣等種族であり、当然淘汰されるべき者たちということになります。実際には、淘汰どころか人為的に抹消しようと考え、実行します。


彼らはまた、第一次大戦後、多大な賠償金を背負い貧困の広がったドイツで、商業的に成功している人も多かったユダヤ人に対し、人々がルサンチマンを抱くように誘導しました。
当時のドイツ人が、ユダヤ人が酷い目に遭っても、気の毒に思うよりシャーデンフロイデを抱く人が多かったのも、このことが一因にあるようです。



このように、宗教におけるそれですら、ネガティブになりがちなのに、おかしな方向に発展していくとどんどんヤバいことになる選民意識ですが──、



「民」というと少し違うかもしれませんが・・・、選ばれた人というのはいますよね。






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選ばれた魂に、本来求められるもの






例えば、何か試験や審査を通って、学校や組織など、ある集団に入れた場合、その人達は、その集団の一員に選ばれたと言えますものね。その集団が社会的にもステータスが高いものなら、彼らはその一員であることに誇りを持つでしょう。



ここでまた、現会長を例にとりたいのですが、彼女はしばしば、「祈りの会」の会員さんたちのことを、「選ばれた人達」だと言います。この「選ばれた」という言葉に、心を高揚させる会員さんも多いのではないかと思われます。


これって、ある意味、選民意識を鼓舞しているとも言えますよね?

実際、選民意識というのは、宗教によく見られる思考ですし、「祈りの会」も宗教団体ですから、その団体でこの言葉を使えば、やはり「選民」というニュアンスにとられるのが普通でしょう。


つまり、彼女は会員さんたちの選民意識を鼓舞していると言えます。


ところが、この選民意識は、前述のように、世間的にはしばしばネガティブなニュアンスにとられるわけですね。



しかし彼女がこういう言い方をする場合、ネガティブなニュアンスを持って言っているわけではありません。



私が理解するところでは、「選ばれし人達」である会員さんたちに対し、彼女が求めているのは、選ばれた皆さんだからこそ、皆さんが地球人類を救ってほしい、ということだと思います。

終末思想や、優生思想における選民思想は、「選ばれたあなた達だけは生き残り、他の愚かな人達は淘汰される」ということですが、

彼女が言っているのは、「あなた達はできる人として選ばれたんだから、地球人類を滅亡から救ってね」ということです。



つまり、選民意識の鼓舞であることは同じなのですが、ほぼ真逆の意味での鼓舞なのです。


ただ、中には、プライドをくすぐられて自負心を増大させる一方で、その言葉に伴う使命感まで、思考が及ばない人もいるかもしれません。






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誇りと気位






現会長が言うように、会員さんたちが地球人類を救える人として選ばれている、というのは、その通りだと私も思っています。あえて違和感に目をつぶって言うなら、選民と言ってもいいのかもしれません。



以前、真の選民に選民意識はない、と申しました。選民、つまり選ばれた人が、選ばれたことでネガティブな感情を抱くなら、その時点で選民と呼ばれる資格を失うと思っています。




私自身、ワンダラーですので、選ばれてここにいるのです。ワンダラー、パイオニアスターシードは、自分で志願したか、あるいは高位神霊から依頼を受けたかで、選抜されてこの物質地球に派遣された、地上要員ですからね。


で、もちろん、そのことに誇りを持っています。誇りがあるからこそ、この壮絶に低い次元世界で、泥まみれになりながら、使命を果たそうとしています。もしも誇りを持てなかったら、こんな3K仕事、やってられません。



この誇りという言葉なんですが、英語ではプライドですよね。辞書を見ても、プライドはプライドで、ニュアンスがはっきり決まっているわけではないようですが、

日本語では、プライドには、二つのニュアンスがあるように思います。人それぞれの解釈もあるでしょうが、私は、いい意味でのプライドを「誇り」、そうでない場合は「気位(きぐらい)」と呼んでいます。


誇りというのは、自分自身のアイデンティティを強固にするものだと思っています。自分と他の人と比べるのではなく、自分自身が自分自身であるという軸を持たせるものと言いますか。

気位というのは、常に他者との比較が背後にある感情です。自分は他者とは違う特別な人間であるという思い、しばしば、人を見下す感情でもあります。つまり選民意識に伴う感情です。



言葉の定義は人によって違うかもですが、ここで言う「誇り」と「気位」に当たる感情は、確かに違いがあって、似て非なるものであり、むしろ真逆の感情です。



なぜ私が、このようなことを長々書くかと申しますと、

気位や選民意識は、アセンション・タイムラインを低下させ、霊性開発を損なうからです。一方で、誇りは、それを推進するからです。



似て非なる感情、ということは、どちらなのかが、非常に紛らわしい感情です。にも拘わらず、抱く感情によって、行く道筋が大いに変わります。






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言葉にまといつく、ネガティブな心理を払拭する






ところで、現会長ですが、「選ばれた」という言葉を使うにあたり、このような解説はしていません。私自身が、彼女の他の物言いから、そう理解しているのです。



彼女が補足説明を加えないのは、その言葉から、選民意識を抱く人がいるとは考えていないからでしょう。

なぜなら、彼女自身が、そういう感情を持たないからです。表も裏も光の人なので、「選ばれた」というのは、彼女の中で、いい意味しかありません。


しかし私は、会員さん全員が、同じ状態だとは考えておりません。気位や選民意識を抱き、霊性開発を損なうこともあると思っています。



人の感情は複雑で、一つの感情だけがあるわけではありません。誇りと気位が、一人の人の心に同居していることもしばしばあります。一方はアセンションに向かい、一方はアセンションを低下させます。そうした感情が、混じり合っているのが普通の人です。


ですので、私たちは、自分自身の心の中を見つめ、「誇り」を強化し、「気位」を消し去る必要があります。自分が選ばれた魂であるとしても、選民意識は消し去る必要があります。


「誇りはあっても気位はない。選ばれた認識はあっても選民意識はない」自分へと、自分自身をシフトすることで、

コインの裏表を、共に光にすることが、できていくものと思います。





今回はここまでとし、続きは次回以降にゆずります。












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