

世界は波動が描き出すとは、いかなることか。宇宙人ワンダラーは、どうやって計画実行のための未来予測をしているのか
光の皆様、いかがお過ごしですか?
前回は、日本の地につながる光の人について考察いたしました。その任務の重要性は、それが波動的な任務であるからだ、ということも申しましたね。
なぜ波動がそれほど大事かと申しますと、アセンションというものが、そもそも波動を上げることだからなわけですが・・、もう少し踏み込んで解説してみましょう。
現状、スピリチュアリストの多くが、アセンションのキモだと思っているらしいのは「意識」ですが──、
むしろ逆なのです。高次の波動に至った結果として、おのずと高次の意識がもたらされるのですから、本末転倒なのです。
アセンションを目指してる方が、情報収集にかまけてしまったあまりなのか、かえってつまづいてしまっているご様子なのは残念に思いますが、実際、意識重視のスピリチュアル指導が多いようなのです。それもスピリチュアル界では有名な方が発信しているらしいことにも気づきました。こうした影響は大きいでしょう。
しかしこの物質次元の、線形波動が幅を利かせる世界で、有名だとか、無名だとか、フォロワーの数で判断するのはナンセンスです。それを基準にするなら、今もって圧倒的多数がアセンションなど信じていないのだから、アセンションはない、ということになってしまいます。
実際のところ、現時点でアセンション可能な人は、本当に一握りで、それ以外の人はこの物質次元の想念の世界に沈んでいます。しかもその中には、ワンダラーもパイオニアスターシードもいるのです。アセンションが可能な人にも、道筋がかなり危うい人がいます。
その人達の運命は、もうそれで決定しているのか──私はそうは思いません。まだ未来が揺れている人もいるはずです。一人でも多く目覚めていただきたいし、スムーズにアセンションしていただきたいと思うのです。
今回は、私が何かにつけて繰り返す、この波動というものがどのように大事なのか、どうしてそこまで世界を変えうるのかについて、あらためて考えてみましょう。

波動的シミュレーション
前回もちょっとお知らせしましたが、「同時瞑想」を実施するかは未定です。直前までにはお知らせしますが──、波動の様相次第だと申しましたね。
これはシミュレーションをしているということです。つまり未来に向けての意思決定を、波動の様相で判断するということです。
この場合で言えば、同時瞑想を行う場合・中止する場合を、想念上でシミュレートしてみて、それぞれの波動状態から、どちらがより好ましいか、あるいは、避けた方がいいかを判断するということです。
さて、前回取り上げた海外チャネルの、チャネルソースの宇宙人さん方ですが──彼らも意思決定に際し、原理的には同種のシミュレーションをしているのがうかがえます。それも私のような霊的な感知ではなく、恐らく何らかの装置を用いた、正確で明快なものでしょう。
彼らがチャネル通り、上空側の宇宙人ワンダラーであるなら──私は現時点でそう認識していますし、恐らくその認識に変更はないだろうとも思っていますが──アセンション実行部隊の主要メンバーです。
つまり彼らにとってアセンションは予測ではなく、計画です。
では、彼らがしている未来予測は何かというと、計画実行のためのシミュレーションということになります。
彼らには、「今こういうことをすれば未来はどうなるか」をシミュレートできる装置があり、「地球時間でいついつの日時にイベントを開始する」というインプットをすると、それに対して、世界がどうなるかという答えが返ってくる、ということでしょう。
この装置が一体どのようなものであるかですが──、ここでまず、前提として考えに入れるべきなのは、私たちの世界が幻想であるということです。

宇宙はコードで記述される
旧ブログにて触れましたが、私たちは幻影の世界に生きています。バシャールさんは私たちの外には「何も無い」と言っています。つまり今私たちが現実だと思っている世界は、私たちの想念の投影であるということです。
私たちは言ってみればホログラフィックな3D映像です。百人いれば百の、一億人いれば一億の世界があることになりますが、私たちは集団としてその大部分を共有しており、同じ夢の中で生きているため、同じ世界に存在すると認識しています。
この世界観については、今もって受け入れられない方もいることでしょうが、物質次元の地球世界ですら、近年、よく似た理論が多くの科学者に支持されていることを、ご存知の方もいるでしょう。当ブログでも以前ちょっと振っておいた話ですので、まずそちらに触れておきましょう。
「ホログラフィック原理」といわれるその宇宙観は、最初はばかげた理論のように思われていたそうですが、今ではこれを証明するために、世界各国の研究機関が日夜心血を注ぐほどの一大ムーブメントになっています。
それによると、この宇宙は、私たちが認識する全ての情報──私たち人類も含め、宇宙を形成しているすべての情報、データ──が、宇宙のどこかにある二次元のフィールドに記録されていて、私たちはその三次元の投影である、とされます。
これが、たとえばクレジットカードについている、二次元のホログラム情報が立体的に見える仕組み(ホログラフィック)と似ていることから、ホログラフィック原理とか宇宙論とか名づけられたそうです。
この際の、宇宙を立体として描き出す全ての「情報」は、コードによって記述されていることになるそうです。つまりこの考えの基本にあるのは、宇宙はコードである、ということなわけです。
ではその、「‘宇宙の情報’が記録されている二次元のフィールド」とはどこにあるのか? ですが、まだ分かっていません。ブラックホールの周りにあるイベント・ホライゾンだという説もあったそうですが、今では否定されているらしいです。
(※ただ、この理論が編み出されるきっかけに、ブラックホールの研究があったことは事実です。というのも、ブラックホールがその強大な重力によって周りのもの(事象)を吸い込んでしまうにあたって、その事象が有していた「情報」(事象を事象たらしめる全てのデータ)はどうなってしまうのか・・について、論争の結果、その情報は消えることなくブラックホール周辺に保存されているとされ、その領域をイベントホライゾン(事象の地平面)と呼ぶようになったそうです。)
このホログラフィック原理に基づく宇宙観は、われわれスピリチュアリストから見ても、かなりいい線を行っていると言えますね。
一つは、宇宙はコードで記述される。
もう一つは、私たちが現実と思っている世界は3Dの仮想現実である。
この二点は、スピリチュアリストの私にも、しっくりする話です。
でも、違うなーと思われる点もあります。
ここからは、この物質次元の理論から離れて、スピリチュアルな──目下のところはスピリチュアルですが、実際は最も科学的と思われる──話に戻しましょう。

私達は、投影を実体だと信じている
スピリチュアルにおける世界観が、上述の理論と微妙に違うのは、以下の点です。
一つは、宇宙の全てを投影する元となる二次元フィールドが、宇宙のどこかにあるのではなく、私たちの想念が、私たちの現実を描き出している、という点。
もう一つは、宇宙全体が幻影なのではなく、私たち三密度物質世界にいる者が幻影を作り出し、体験している、という点。
そんな世界観ですが、にわかには信じがたいという人もいるかもしれません。
しかし、そう考えないと辻褄が合わないことがあります。
というのも、前から述べているように、私たちは、目下のところ、それぞれ違う周波数、波動レベルの人達が、一堂に会しています。
ですが、これがそもそもあり得ません。前もテレビの視聴などに例えましたが、周波数が違うと、絶対に見えませんよね。
この、周波数、波動レベルというのは、波動階層とも言われます。その言葉の通り厳格なものです。
つまり「違う次元階層の人達が一堂に会する」ということが、そもそも、宇宙の法則的に、「あり得ない」のです。あり得ないということは、つまり現実ではないことになります。
たとえば何階かあるビルを想像してみてください。あなたが三階にいるとしたら、四階にいる人は見えないし、会う事もできません。二階にいる人も、あなたには見えません。
しかしもしも、フロアが全部透明で、そこにいる人々の影が一番下の床に映っているとしたらどうでしょう。
つまり私たちは、違う階にいる人達が、同じところに投影されてるような状態です。そして、本体ではなく、その投影の方を、自分自身だと思っているのです。

波動は事象を描き出せる
そんな「投影」である私たちですが、前項の例えだと影絵のようですが、実際には私達の想念の投影です。想念はすなわち波動です。要は私達の有する波動が想念となって様々な事象を描き出す、と言えば分かりやすいでしょうか。
ところで、ご存知のように、波動が何かを描き出せる、というのは、物質世界でも同じです。それを応用した技術も多々あります。
たとえばMRIなどその代表です。頭の中を直接覗いているのではなく、脳内の水素原子の核スピンを磁気的に制御して電磁波データを取得し、画像を描き出しています。
最近世界の注目を浴びたブラックホールの映像も、ブラックホールを直接撮影しているのではなく、ブラックホール周辺に特異的な電磁波をデータ取得しアルゴリズムに基づいて映像化しています。余談ですがアルゴリズムは各国の研究機関で独自だったようで、それぞれの画像がほぼ一致したことで、正確さを検証したそうです。
もっと言えば、私たちが物を見る時も、目に入った電磁波が起こす化学反応がデータとして脳に送られ、脳内のそれぞれの分掌で処理されたあと、映像化されます。この反応と処理を、目を開いてる間中、ものすごい速さで行っているわけです。疲れるわけだ・・。
視覚だけではなく、触覚も同様で、私たちが何かに触れた時──正確には触れたと思った時に、私たちの原子と対象の原子の間で起きる反応が情報として伝わり、物体の触覚として認識されます。
つまり波動とは、私たちにとって、いたって身近で、日常的なものと言えます。
さて、ここで、あらゆる事象がコードで記述されるという話に戻りましょう。
何もかもコードなんて、何だかつまんない世界観だなーと思った方は、私の新サイトの方のブログも読んでみてください。
私たちの想念にある、あれやこれや、全部数値化できるんかい! と思うかもしれませんが、下位の次元では抽象的なものも、上位の次元ではコードで記述できると考えられます。上位にいくほどより精妙で、きめ細やかな記述が可能になっていくことでしょう。
波動がコードで記述できるのは、そんな次第ですので、お分かりと思います。ということは、私たちの想念波動──この物質世界(すなわち幻想の世界)を描き出せるほどの複雑な波動──も、上位の次元では、コード記述が可能であることでしょう。
つまり、コードによる記述とか描出とかいっても、MRIのような物質世界の技術よりもはるかに精妙で深淵なコードにおける描出なのです。

私達に波動が関係してるのではなく、私達の世界が波動そのものです
なんかざっくり説明しちゃってますが・・、分かりにくいでしょうか・・。そんなに難しいことは言ってないですよ。よく読むとすごーく単純な話です。まあ、また折に触れて書きますので、この世界観になじんでいっていただければと思います。
ここでようやく冒頭の話に戻ります。
要するに、この世界は、私達自身も含め、私達の想念波動が描き出しています。波動、波動と私が言う理由、お分かりですよね。私達に波動が関係してるんじゃなくて、私達の世界が波動そのものです。
ワンダラー宇宙人さんたちの話に戻りますと、彼らはアセンションの遂行にあたり、私達地球人類を観察しているわけですが・・、
しかしそもそも、彼らは私達の世界を見られるのでしょうか? 私達の内面で描き出されている想念の世界を、彼らは見ることができるのでしょうか? 普通に考えたら不可能なはずです。
しかし直接は見られなくても、「見る」ことは可能でしょう。可視化して見る必要があるかどうかは分かりませんが、可能かと言われたら可能だろうと思います。
なぜなら波動状態を感受できるからです。波動の持つコードをデータとして取り込み、彼らが必要とする形に変換すればいいわけです。上述のMRIやブラックホールの撮像などを、はるかに凌駕したレベルで、複雑なコードを取得し、必要と思えば映像化も可能であると考えられます。
であるなら、彼らが、波動的シミュレーションを行い、それによって未来予測することも容易なはずです。
イベントはもちろん、その前段階の波動の洗礼や、私達への「告知」など、アセンションの為の計画の遂行も、コード化ができるはずですから、そのコードを、何らかのアルゴリズムに基づいて、現状の地球の波動状態に影響させれば、それによって生じる人類の反応も明確に捉えられるでしょう。
実際上の操作はもっとシンプルでしょうし、そもそも彼らの次元では時間も座標ですから、過去・現在・未来を、ボードゲームを見おろすように見られるのかもしれません。
私の波動感知では、今のタイミングではイベントの始動はあやうすぎる、と認識しております。今、高度な波動が急激に降りてきたら、世界は大混乱し、過酷な状況となるだろうことが、容易に推測されます。最悪のシナリオは、惑星ルシファーの二の舞になることです。
彼ら上空側のワンダラーはもっとメカニカルに、どのような状況が生じるかをシミュレーションできることでしょう。
私はむしろ、この波動状況で発表があるとかイベントが近いなどと匂わせることが不思議だと思ったりもしますが──、
ただ、私が今のところ支持している2038年説は、恐らく「地球の限界」であって、それにいたる前にイベントを始動して成功するものなら始動していたのかもしれません。
ですがあまりにも暗黒波動の抵抗が凄まじいので、後ろ倒しになることを繰り返しているようです。何しろこれが地球にとって最後のチャンス、これを失敗したら、あとはないのですから・・。

この世界のすべてが波動です
そういった次第で、上空側の宇宙人ワンダラーさんたちは、計画実行に際してシミュレーションを繰り返し、最適なタイミングを見計らっているようです。
そして彼らは、観察だけでなく、実質的に私達に影響を及ぼしてもいます。今着々と進められている準備がそれです。
それらもすべて波動でなされると考えられます。ということは、私達の世界に影響を及ぼすコード生成ができる、つまり「物質化」「現象化」できるということです。
物質地球人類ができるのは、最先端の技術でもCGまでです。しかし上位次元の彼らにとっては、物質世界が3D映像であり、その世界に同じ3Dで物質(という幻想)を描き出せるだろうことは、想像にかたくありません。
以上見てきたように、「はじめに波動ありき」とは抽象概念ではなく、それこそがこの世界の現実なのです。

アセンションとは、幻想から実体への回帰
さて、いかがでしょうか。少し難しかったかもですが、これが理解できないとアセンションできないという話ではありませんのでご安心ください。私にだってまだ分からない点は多々ありますし、大筋として分かっていただければいいと思って書いています。
ただ、こうして順々に説明しませんと、ただ波動がキモだ、波動が先にありきだと言うだけでは、ピンとこないだろうと思い、可能な限り具体的にお話してみたつもりです。
あなたは思うでしょう。「そういわれても、私の体も、周囲の人達も、さまざまな事物も、あまりにもリアルだ。とても幻想とは思えない」と。私もそうでした。というか、今だって実感があるわけではありません。
でも、物質次元の科学ですら、我々をホログラム映像だと言い出すところまで来ています。それがどこかからの投影ではなく、私達自身の幻想であると気づかないとしても、幻想であることを認め始めているのです。
今回は私達が描いている幻想についてお話しましたが、その幻想を描いている魂は、実体であり、確かな存在なのです。私達は、ついに幻想から離れて、確かな実体の方に、戻ろうとしているわけなのです。
そしてそのためには、波動的なミッションこそが最重要であるということ、何となくお分かりいただけたでしょうか。次回はこの辺りについて、もう少し別の観点からお話できればと思います。