

たおやかで優しく、それでいて強靭な波動が、世界の闇をいぶり出す
光の皆様、いかがお過ごしですか?
春分の波動はいかがでしたか?
日一日と増している光の降臨は、エポックポイントではことに膨大なものとなりますが、春分でのそれは、柔らかく、どこか楽しげに、踊るように降り注いできたようです。──まるで世界中で起きている残忍で暴力的な状況など、どこ吹く風といった体ですが──、前述のように、そのたおやか且つ膨大な光がそこかしこに入り込んで、世界から闇をいぶり出しているのかもしれません。
その光が、あまりにもたおやかであり、ガツンと来るようなものではないだけに、私には当初、実感がわかない感じもあったのですが──やがて沸々と喜びが沸いてまいりました。
全く、春分の光は、全くもって素晴らしいものでございました。この光を享受できた皆様にも、お慶び申し上げます。
春分の波動というのは、「愛への同期マントラ」でもたらされる波動と、よく似ています。昨年の記事に「世界の外科手術で腫瘍を摘出するよう」と書きましたが、鋭くメスを入れるというより、ふんわりとたおやかで細やかな光が、闇の根深い奥の方まで入り込み、汚れをごっそりといぶり出してくるような感じなのです。
ですから、この波動の恩恵を得られたのであれば、ご自分の中や、ご自分の周囲にこびりついているネガティブな想念波動をいぶり出すことに成功していることでしょう。ここで大事なのは、出てきたものを再び掴んでしまわないことです。
もしもあなたが現時点で、春分の波動でなぜか元気がなくなってしまった、というのであれば、出てきたもののせいかもしれません。ですから、もうひと頑張り、祈りやマントラ、マカバ瞑想に集中してみましょう。出てきたものを手放すことで、本当の意味で春分の恩恵を享受できることになると思います。
割と多くの方が苦手とおっしゃるマカバ瞑想、こういう時は役に立ちますよ。
私は「波動の寄せ返し」なんて呼んだりしますが、低い波動を排除して、より高位の波動に達しようという際、抵抗波動が再び押し寄せてくることはよくあります。すると祈りの文言がうまく浮かんでこなかったり、気が散って他のことしたくなったりするんですね。そんな時も、イメージングに慣れていると、カタチを思い浮かべることで波動を照準できたりします。なので苦手な方も折に触れてイメージトレーニングすることをお勧めします。地球マカバが苦手なら、マカバだけでもいいですよ。
私はと申しますと、以前お話ししたかと思いますが、同時瞑想の際には、自分のことは後回しにして、光の戦士がたの為に祈ります。もちろん自分の為にも祈るんですが、そちらは春分の日が終わりに近い頃になってからで、まずは光の同志がたのために祈るのが、私の同時瞑想です。
今回は、今までの中で一番手応えがあるものになったと思います。冒頭に書いた、沸々と喜びが沸いてきた、と言いますのは、この手応えの実感という意味合いです。
ワンダラー戦士としての私のミッションは、地球アセンションのサポートなのは勿論ですが、同志である他の光の戦士のサポートもまた、私にとって大事なミッションです。
これはしかし、私が体(肉体でない方の)を張って、文字通り全身で神に祈るものであるだけに、日常的に行うのはまだキツイのです。
その意味で同時瞑想は、エポックポイントでの稀有なる光を、私という場を通して光の同志へと送る、またとない機会です。私はその手応えを徐々に実感できるようになっており、今回の春分は、その意味で前回の冬至よりも満足がいくものだったと思っています。つまり私のサポートが同志に届いているという手応えであり、私なりにミッションが遂行できているという喜びにつながるわけです。
もっとも今時点では、沸き上がった抵抗波動がすさまじいため、この処理に何日もかかりそうではあるのですが・・世界全体としては波動が軽くなる方向にあるので、以前のように身動きとれなくなる状態には陥っていません。
これからまた少し頑張りたいと思いますが、その前に記事の方を更新しておくことにしました。

幻惑は身近にある
同時瞑想で私が祈る点は、三つあります。一つはアセンションに専心している光の戦士がた(もちろん依存的な方は除いて)の加護。二つ目に、資質を持ちながらいまだ目覚めていない人たちに、目覚めの光が差し込むこと。それに加え、最近では、アセンションに目覚めながら、線形波動の幻惑に引き込まれ、アセンションから離れてしまっている人を、再びアセンションの道に引き戻すことも祈っています。
この三つ目の件は、私自身が最近殊に憂慮しているのを、読者の方はお分りだと思います。
いったんはアセンションに目覚めながら線形波動世界の迷宮に引き込まれてしまうことは、アセンションに目覚めていない人より長い眠りになるかもしれません。眠りというより催眠状態と申しますか・・。これは世界にとっても私たちアセンション・サポーターにとっても残念なことです。
読者の方の中には、幻惑など自分には縁がないと思っている方もまだいるかもしれませんが、私はごく身近で誰にでも起きることだと思っています。
私はある読者の方のことを思い浮かべるのです。旧ブログで触れましたが、当ブログと、アセンションを否定するブログの間で心が揺れていた方です。
こちらにいただいたコメントから察する経緯を書いてみますと、当初は私のブログでアセンションや「三大ツール」を知って、それで少し心に余裕ができたのでしょうか、他のサイト等も巡ってみるようになった。そこで当ブログよりも心を惹かれるブログに出会って、しばらくはそちらを信じていた模様です。
ところがその方が心酔していたブログが、アセンションを否定しだしたので、私の方に意見を求めてきたのです。
私自身は読んでないので具体的にどう書かれていたか分かりませんが、ブログ主はご自身には神がついていると思っておられて、自信満々な調子でアセンションを否定したもののようです。それまでそのブログ主を信じていたその方が、かなり動揺した調子で私に問いただしてきたのに対し、「アセンションを否定する神などいない」とお答えしたのを記憶しています。
その方はそれでそのブログから離れたご様子でしたが──私には考えさせられる件でした。
その方は、私のブログの方がいいと思って戻ってきたのではないのです。その方が心酔していたブログが、アセンションを否定し始めたから、かろうじて道を踏み外さずに、とどまったのです。つまりアセンションに対する熱意がその方を踏みとどまらせたのですね。その点は率直に喜びたいと思いますが、しかし私は考えさせられました。
もしもアセンションを否定するのではなく、肯定しながら線形波動に幻惑し、「アセンションしたつもり」の世界に引き込むものであったら、その方は恐らく踏みとどまることはできなかったのではないか──。
あらゆる嘘の中で、最も幻惑されやすい嘘とは、嘘の中に真実が織り交ざっているものなのです。そのうえ線形波動による幻惑の場合、カルト・テロや詐欺と違い、発信している人自身が幻惑されていて、相手を意図的に騙しているケースはむしろ少数派です。
実は非常に多くのスピリチュアリストにとって、線形波動のもたらす精神世界というのは、非線形の世界よりも荘厳で輝いて見えるのです。そのくせ、非線形の世界については、あまり価値があるものに思えなかったりする方も、同様に多いのです。
このことは皆様もよく覚えておいてほしいと思います。ほとんどの方にとって、非線形と線形の区別を、直感的にするのは難しいということです。ソクラテスではありませんが、知の第一歩は、自分が分からないものを、分からないと知ることです。私自身、常にそれを肝に銘じています。
もう一つ、上記の件で注目すべき点は、その方が少し心に余裕ができて、色々な情報に触れてみるようになったと思われる点です。
以前の記事で、幻惑されやすいのは、疲弊したり切迫した状況にあるとき、という話をしましたが、そんな状態から脱却して、心に余裕ができ始めたときも、実はかなり危ういのです。
こうしたことは、信念をもってアセンションに専心していらっしゃる方でも、ふとしたきっかけでハマる轍のようなもので、絶対に大丈夫と言い切れるフェーズにある人は、むしろ少ないと言えます。何しろ私たちのいる世界は、闇が吹き荒れていて、道が見えなくなることの方が多いのですから。

大事なのは、あなたの中の振動子の周波数を高めること
こんな風に書きますと、「じゃあどうしたらいいんだよ?」という声が聞こえてきそうですが、だからこそ、五感でも第六感でもなく、振動が大事なのです。
私たちの中に、振動子のようなものがあると考えてください。何もしない人は、これが働かず、埃をかぶった状態で眠っています。それがたゆみなく祈りやマントラなどをしておりますと、振動を始めるのです。
どんどん祈っていますと、どんどん振動が高まって、埃が振り払われてきます。波動が高まるほど、高度な波動と感応するようになります。
危うい時期というのは、この振動が高まっていく途中で、線形波動と共振してしまうリスクが高い時期ということです。
線形波動の中でも、スピリチュアルな線形波動は、かなり波動が高く、しかも、上述のように荘厳に見えるのも、この領域です。これまでも幾多のワンダラー、スタシードがこの段階で幻惑され、倒されてきました。
しかしさらにさらにたゆみなく祈っていますと、波動がどんどん上がりますので、そうした似非なスピリチュアルも振り切っていくことができるでしょう。
この危うい時期を乗り切るためには、「三大ツール」の実践に励む一方で、「知識」とか「意識」とかだけを重視して、波動の高まるツールを提供しない、またはそれを強調しないものを避けることです。
それともう一つ、サイキックな能力を、アセンションに伴う能力のように言ったり、賞賛したりするものも、かなり怪しいです。サイババ尊師や五井先生の能力は、確かに超能力と言えますが、それが無いとアセンションできないような必須の能力ではありません。
必須なのは周波数を高めることです。いかに霊能力があろうと超能力があろうと引き寄せができようと、波動が低ければアセンションは叶いません。そして波動を高めることは、基本的に誰にでも可能です。やるかやらないか、ただそれだけです。
あなたがそれを選ぶことで、あなたにふさわしい道が開きます。あなたの選択は、あなたの周波数によってなされます。これは絶対法則です。ですから、波動を上げることにまさる道はないのです。

世界は本当に「見えている通りではない」のか
春分のもたらした細やかでたおやかな光の粒子たちが、楽しげに舞い踊っているのに、世界は不穏な状況で満ち、荒れています。スピリチュアルな発信でよく言われているように、確かに「世界は見えている通りではない」とは言えるでしょう。しかしそのことと、線形の幻惑がもたらす、「世界の裏では○○がどうたらこうたら」とは、全く違うことなのです。
波動による化学反応がもたらす「現れ」に、こみいったセオリーはありません。世界に光が降り注ぎ、それに反応する形で闇が沸き上がり、荒れているのです。つまり洗剤を振りかけて汚れが浮き上がるのと同じですから、「世界は見えている通り」とも言えるのです。
事実、波動的に見れば、今は第三次大戦に、すでに突入しています。
もしも十年前に同様の侵攻が起きていたら、物質世界でもとっくに第三次大戦が起きていたでしょう。もしくはやすやすと征服し、独裁者の支配下に置かれる世界が広がっていたことでしょう。その事態を、波動的なせめぎあいのレベルにとどめ、物質世界に現れるのをかろうじて抑えているのが、お一人お一人の祈りなのです。同じスピリチュアリストでも、口を開けてイベントを待っている人と、祈っている人とでは、まるでその働きが違うのです。
私が今回、まだ波動処理の最中なのに記事を入れたのは、今のあなたがデリケートで大事な時期だと思うからです。世界が戦っているように、あなたの中にも戦いがあります。
上空側の高位神霊がたのもたらす光の降臨はますます増大し、ますますその周波数を高めています。あなたが勝利するためには、ただひたすら、高位の波動と共振することに尽きます。ともすればあなたを線形波動に引き込もうとする誘惑の想念にも、あなたは耐え抜かなければなりません。
それを成しうる方法は、しかし難しくはないのです。ただ「肩の力を抜いて、気楽に、それでいて油断なく」を念頭に、「三大ツール」および当ブログ推奨のマントラの実践を、お続けになることです。
この道を踏み外すことなく進んでいくなら、あなたはある時点で、まるで砂漠からオアシスにたどり着いたような、爽快な、そしてまた懐かしい故郷に帰った気持ちになるでしょう。それは高位神霊との約束事ですらなく、この宇宙における厳格な法則に基づく、このミッションでの一つの到達点なのです。
それはあなたにとって、思いもかけないほど近い場所にあり、ただあなたがその領域と共振することを、待っているのです。